情報工学科のカリキュラム改訂について

平成2641

 

情報化社会は、日々進化を続けており、パソコンを用いてコンピュータ資源(文書、表計算、データベース)の作成や管理を行う利用方法から、クラウド(ネットワーク)上のコンピュータ資源を活用する形態に変わりつつあります。例えば、ネットワーク上にデータを置くことで、いつでもどこからでも自身の情報を活用することが可能となります。このような状況では、ネットワークセキュリティやクラウド上の情報共有などが重要な教育・研究要素となります。このように日々、進歩する情報化社会に対応するため、情報工学科では、平成26年度よりカリキュラムを更新しました。新カリキュラムでは、「社会安全工学教育」、「カリキュラム標準」、「情報処理技術者試験」の3つの観点を考慮し、改訂しています。

 

1.   工学部共通の「社会安全工学教育」の導入開始

工学部では、平成26年度から共通科目群として、「社会安全工学教育」を導入します。詳細は、工学部のホームページをご覧ください。

 

2.   社団法人情報処理学会の提唱する情報専門学科における「カリキュラム標準J07」に基づくカリキュラムの実施

カリキュラム標準J07と情報工学科の新しいカリキュラムの関係を説明します。情報工学の分野は、進化が早く、多様性もあり、授業カリキュラムを常に改訂しつづける必要があります。このため、米国では、IEEE-CSACMという2つの情報系学会が共同でカリキュラム標準を策定しています。日本では、情報系最大規模の学会である情報処理学会が、J90(1990)J97(1997)J07(2007)と数度に渡り、カリキュラム標準を策定しています。

(社団法人情報処理学会:情報専門学科におけるカリキュラム標準

 


 

本学科では、カリキュラム標準J075つのカリキュラムのうち、最も基本的かつ普遍的なコンピュータ科学領域(CS-J07)を採用しました。このCS-J07では、15種類の専門エリアを学習します。

 

CSC1.png


 

このカリキュラムに準拠する形で以下の新カリキュラムを平成26年度から導入します。



3.   情報処理技術者試験対策

 情報処理技術者試験は、経済産業省が情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。情報工学科では、情報処理技術者試験のうち、ITパスポート試験、基本情報技術者試験および応用情報技術者試験の受験を奨励しています。過去5年間の合格者数は以下の通りです。


なお、上記の数は当学科の団体受験の結果であり、平成24年度からITパスポート試験は、毎月行われるCBT試験となり、学科では、個人受験を推奨するようになりました。

 情報工学科では、情報工学総合演習T及びUの2科目を資格取得支援重点科目と位置づけ、合格者に対しては単位認定も行っています。

 

なお、情報処理技術者試験では、

l  ハードウェア

l  ソフトウェア

l  データベース

l  ネットワーク

l  情報セキュリティ

l  データ構造及びアルゴリズム

l  ソフトウェア設計

l  ソフトウェア開発

l  マネジメント

l  ストラテジ

の多岐にわたる知識・技能が要求されます。